人材不足が故の需要

人材不足が故の需要

IT社会の現代において、業務のあらゆる面でITシステムの利用は欠かせません。しかし機械やネットワークにはトラブルがつきもので、いつどんなシステム障害が発生するかわかりません。一旦システムがおかしくなると膨大な業務に支障が出てしまうという事もあり、インフラエンジニアの素早い対応が求められる事もしばしばです。その仕事はあまり目立つ事もなく大きな責任やプレッシャーもあるため、慢性的な人材不足になっている業種でもありますが、逆に能力のある人にとっては活躍するチャンスにもなるのです。

トラブル発生時が腕の見せ所

インフラエンジニアはシステムの設計をする事だけが仕事ではなく、システムが常に正常に稼働し続ける事ができるように管理していかなければなりません。一度システムに異常が発生してしまうと、ITインフラの専門知識があるエンジニアに全てが任される事になります。システムの復旧は常に時間との戦いで、一刻も早い解決を迫られる緊迫した状況になる事もあるでしょう。復旧作業は日中とは限らず夜中や休日を問わず行われますので、インフラエンジニアは今の社会の土台を支えるためになくてはならない存在なのです。

24時間眠らないITシステムを管理

役所などの公的機関をはじめ、金融や運送など世の中を構成する多くの重要な部分がITシステムによって運用されています。24時間動き続けるそれらのシステムは常に100%な状態が求められているので、こまめな保守、点検はもちろん、顧客からの詳細な要望にも迅速に対応していく必要が生じます。そのような意味でも、インフラエンジニアの仕事は他のIT系エンジニアに比べて仕事のタイミングや内容の幅は広いといえるでしょう。また、システム障害をただ単に復旧させるというのではなく、そこには迅速かつ的確な判断と行動が伴わなければならない事が基本になるので、IT知識もかなり高度で広範囲の分野に通じている必要があります。そのためインフラエンジニアは決して楽な仕事ではありませんが、特殊で複雑な業務をやり遂げた時の達成感も大きいのでやりがいも十分にあります。

タフな人が生き残る

インフラエンジニアの人材は常に不足しているのが現状です。どんどん複雑化するITテクノロジーの進歩によって、より高度な知識と技術と対応力が急務になっている背景もあり、人知れず難しい問題といつも向き合いながら働くインフラエンジニアとしての仕事に限界を感じて、他のIT職へ転身してしまうという人も後を絶たないのです。しかし、インフラエンジニアとしての確かな腕があれば得られる仕事はたくさんあります。大変な仕事だからこそのやりがいやその希少価値を武器にして、ITの土台を支える仕事を極めていくという人材はこれから先もっと必要になってくるでしょう。