社会的貢献度が高い

社会的貢献度が高い

インフラエンジニアは企業の情報システムの構築や運用を行うのが主な仕事内容ですが、やりがいは企業内にとどまるばかりではありません。実はこんなこともあるのです。

インフラエンジニアの社会貢献度

情報化社会と呼ばれて久しい昨今、現在ではインターネットが止まってしまえば世の中におけるいろいろなサービスが機能を果たせず、停止してしまうことが容易に想像できてしまいます。問題はこればかりではありません。例えば、病院などの情報インフラがストップしてしまえば、医療機器の使用に障害が発生してしまい患者の生命にも危険が及んでしまいます。また、飛行機の航空管制システムのサーバに重大な問題が発生してしまうと、飛行機が安全に離着陸することができずに莫大な被害が起こる可能性もありえるのです。
このように、私たちが暮らすこの現代社会において、その利便性や安全性は想像を上回る規模で情報インフラに依存してしまっているのです。だからこそ、今後企業や国家の機密事項や大切な情報が流失・漏洩しないようなセキュリティを構築するなど、インフラエンジニアに求められることはますます増えていくことでしょう。

世の中の役に立っている

インフラエンジニアの仕事は、対面販売や接客といった仕事のように個人とかかわるわけではないため、誰の役に立っているのかわかりづらい側面もあります。しかし、例えばスマホ用のアプリを開発するような仕事の場合、自分が携わったサービスが世の中に出回り、そうしたサービスを何百万人、何千万人の人が利用したといった成果・実績が出た場合、自分の行ったことがそのアプリを使う人の役に立ったと実感することができます。
では、このような個人ユーザーではなく、企業のインフラ構築の場合はどうでしょうか。やはりこのような場合においても、インフラ構築・運用を通じて世の中の役に立っているといった実感を得ることはできます。私は昔、保険会社の情報インフラ構築の開発を担当していました。その中で、保険の契約満期を案内するはがきを作成するシステム改修を行いました。自分が修正したシステムを使用して印刷された満期のご案内をするはがきを直接見たとき、自分が行なっている仕事はこのはがきを受け取る保険会社のユーザーにも役に立つことができているんだとしみじみと実感できました。このように、インフラエンジニアの仕事というのは外から見えずわかりづらさもあるのですが、多くの人や社会のために役に立つとてもやりがいのある仕事なのです。