自分の価値は自分で決める

自分の価値は自分で決める

インフラエンジニアとは、企業における情報システムの構築とその運用を主に行う技術者のことを指します。具体的にはその企業の仕事内容に応じてコンピュータや情報ネットワークの導入や設定を行ったり、管理や運用、システムの更新などを行います。では、インフラエンジニアのフリーランスとして、どのようにギャラ交渉を行えばよいのでしょうか。

フリーランスのギャラ交渉とは

フリーランスにとっては、どのような仕事を行うにしてもとても気がかりなのは報酬に関してです。フリーランスというのは、そもそも自分が提供する商品やサービスに対して市場環境を考慮に入れながらも自分で好きに決めることができます。しかし、一方では、仕事を依頼するクライアント側の希望する料金もあり、お互いに交渉しながら両者が折り合いのつく金額で最終的に契約が行われます。その際、仕事を発注する側、受注する側で交渉途中や仕事途中に事情が変わってしまうこともよくあり、また、経済情勢や業界動向などが変化する場合もありえます。そのため、フリーランスの場合は、いつもギャラアップの要求をはかる一方で、クライアント側からの値下げ交渉をも考慮しながら、バランスよく進めなければなりません。
このとき、フリーランスにとって頭に入れておきたいことは、クライアント側とは両社対等であるということです。ですので、ギャラの交渉というのは特別でわがままなことではなく、当然の権利ともいえるのです。しかし、ギャラ交渉といったお金の話をするのは大変勇気がいることなので、フリーランスの立場の者が企業を相手に交渉するのは難しいだろうと考えがちです。相手の取り方や話の仕方によっては、仕事を失ってしまう危険性もあるので、両者がwin-winの関係を築きながら交渉するというのがポイントとなります。さて、フリーランスのインフラエンジニアになることで、ギャラはどのくらいになるのでしょうか?

年収が550万円から900万円にアップ!

私はメーカー系企業に就職後、5年前に独立し、現在インフラエンジニアとして働いています。会社員の頃は、エンジニアとしての業務以外にマネジメントや外部調整業務なども行っていて、年収は上がりながらもエンジニアとして現場で働きたいという気持ちが高まっていました。この当時、外注管理も行っていたため、フリーランスの方々がどのくらいの年収があるのは想像でき、私もチャレンジしたのでした。独立してからはスキルアップはもちろん、技術セミナーや勉強会で得た知識や経験も仕事で活かし、独立当初の月額報酬が55万円前後だったのに対し、現在は75万円前後で受注できています。